秋田県の恥曝し佐竹知事の妄言騒動が巧妙な決着を付けつつある。秋田がTV画面で「御免なさい」とあの馬鹿知事が頭を下げる横で、四国を構成する各県が揃って御国産品のPRを「御免なさい秋田」を看板に巧みにニュウスとしてやってのけた。あれを民放のCMでやればいくらかかるだろう。佐竹がそこまで考えて演出したとすれば「蛙のションベン」と誉めてやろう。蛙のナントカって何だ、と首を傾げた善良な皆様、寅さんの口上に「結構毛だらけ猫灰だらけ、見上げたもんだよ屋根屋の・・・・大したもんだよ(田へした、と脳内変換)蛙の・・・」がある。そう、当方は大した玉だぜと褒めたのだ。
残念ながらありゃ救いがたい天然馬鹿、まぁあれで市長(秋田市)と知事(秋田県)が務まっている(かどうかは歴史が判断する)事が奇跡。といっても国政を司る代議士やそれを操る上級公務員の程度も最近モザイクが薄くなって真実が・・・、と考えるとこの国のエリートってコケオドシで「下町ロケット」が司つかさで我慢して支えているんじゃないかと・・・山田洋次的ほのぼの史観。
でやつがどれ程天然馬鹿かを表象するエピソードとして記憶では平成7か8年だった、自治体の役人が食糧費と称して税金を原資に言う所の高級料亭で頻繁に飲み食いを繰り返し県民の反発を買った。当時の県総務部副部長(記憶では)だった佐竹があっけらかんと「我われ(県職員)は一日で百万(二百だったかも)は普通に使います。」と恥じる事無く、何もウシロメタイ事は無いとラジオのインタビュウで話していた記憶がある。ほとんどの県民はこれを法螺話と思ったようだ。当地へきて7年目の当方、花見の季節の秋田人のデーハーな飲み食いに(酒小売故身近だった)半分感心しつつ、桜の名所千秋公園内にある料亭で宴席を設ければお一人様ウン万かにゃ、と思って居た。当時の秋田の飲食業界はあらゆる意味においてベラボウであった。例えば有名なと言うかここしかない繁華街川端の小さなスナック(指定された)で人待ちをしていた。右も左も判らない流れ者然であった。前職の業界はこれとは真逆のそれで何も知らない。そこでビールを頼んで(今でも覚えている、当時売れない三鶏の小瓶)人待ち。程なく、待ち人来たれりで、「お会計」に応えて出て来たメモ紙に¥5000なり。東京弁の一見様は鴨となる。こう言う土地である(過去形となったと思いたいが)こと前提で。当地の花見の時期の昼は何とか我慢往くが、流石に夜桜となるとインドアで暖房付きでないと風邪を引く。県のある部署が恒例!の夜桜見物(当然食糧費)は最高と言われていた千秋公園内料亭で50人位の貸し切り。料亭側だって支払いは県職員のポッケからではなく・・・(文字にするのさえ気分が悪い)だから躊躇することなく乗っけられるだけ載せる。お役人様さまの戦前の気風を裏返せば、ぼったくっても良きにはから故えウマー。一晩ウン百万は法螺ではない。この非常識をあたかも常識と確信をもって堂々と言えば、善良な(と役人は言うが馬鹿にしているのだ)市民は丸め込まれる。こう言う阿保に一票を投ずる有権者も何だかなーとは思う。とここまで書いてきて事実の確認をしようと『秋田県食糧費問題』でググった。確かに事実であった。令和5年1月の記事で佐竹のインタビュウだ。要約すれば『食糧費問題で役人の利用が激減し、あおりを喰らって料亭が三四軒潰れた。コロナ禍の自粛も程々にデンデン』これに対して記者が食糧費問題を肯定するのかと訊くと肯定も否定も事実だと答えた様だ。今に至っても反省どころか問題意識すら無い。
件の妄言をその前後から読むに四国関連の会合の後、会食となった。ここで奴は「御馳走」が出ると期待したのだ(奴にとって御馳走はステーキらしい)。ところが出てきたのは郷土料理のじゃこ天(御国自慢故当然だ)。自分の期待と現実のギャップで思わずの本音。高知の酒は不味い発言は「私は味音痴」の告白である。実は高知県と他の3県を四国で纏めるのは風土的に無理があると思う。日本酒とりわけ地酒に関しての土佐はトップレベルにある。高知県工業技術センターが開発する一連の「高知酵母群」はカプエチ系も酢イソ系!も出色の出来である。秋田県も試験場や県大農学部、全国的にしられた「モヤシ屋」等の清酒関連機関があって「開発」を進めるが、独自性に欠ける。カプエチ系高知酵母のCEL-24同11 酢イソ系酵母のAA-41 AC26等はカプ・酢イソそれぞれの本質に沿って尖っている。秋田の酵母は無難な所を狙う。わざわざ県独自の酵母とするなら協会系酵母等のオーソドックスなそれではなくどちらかへ尖った方が面白い。高知ではそれをやれる、というかそういう事を許すのだろう。一方当地は違う、尖がって失敗すれば失脚である。無事これ名馬なのだ。何故こうなるのか。佐竹が象徴するように「上層部がアホやから」。食品は四国のそれと並んでもまだ埋没はしないが日本酒特に地酒の部分となると圧倒的に負ける。仮に自信があれば、この機を機会に今回の四国コラボキャンペーンのきりたんぽの様に打って出れば良いのに。
当方が扱い始めた15年前、酔鯨をして「アンナ辛い酒は売れない」と散々な評判だった。しかし、弊店で購入されたお客様からは一定の評価を得た。それゆえ15年以上も弊店の品揃えとして生きて来た。美丈夫もしかり。井の中の蛙よろしく「食わず嫌い」が当地である。ちなみに酔鯨はこの3年程前から市内で目立って来た県外流行酒を次々に揃えるお店の品揃えになったからか知られる様に。
と言う事は某Sの売り方に問題が・・・。じゃこ天は件の出来事以来、秋田からの注文が激増と聞く。どうも結果良ければ全てよし、で決着しそう。問題はあの様な人物(隠す事無く振舞うので注意していれば判る)が市と県の首長としてリコールされる事無く存在できる事実にある。ググれば結構埃がたっている。
国政でもあれだけ「文春砲」がヒットしても倒れないのと同じか。

