人の噂も七十五日(四十九と言う説もあり)と言う。あれほど騒がれた松本某事件も有耶無耶な形で「消費」されてしまった。松本の「芸」についての問題。吉本興業とマスコミ特にTV業界との資本関係。報道機関としての大手とSNS環境の関連。等々本質の違う問題が整理されずに垂れ流された。情報の受け手たる一般大衆(パンピー)は垂れ流される情報を消化できず口に入れてそのまま垂れ流してお仕舞。権力側の狙い通りに終わろうとしている。ここで当方が使う「権力」とは社会科学に定義するそれとは違う。社会科学の分析が時代に追いつかないのだ。例えば春闘なる見世物の旬がつい先週まで。総理デージン、kダンレン会長、労組委員長、ミーンナ揃って「賃金値上げ」を謳い。値上げが満額回答のオンパレード。これっておかしくね。普通におかしいぜ。本来利益構造の違うセクターが口を揃えて同じことを言う。組織も持たない糞田舎の零細自営業の立場から言えば、総理、経団連、労組委員長、全て揃って「あっち側の権力」である。二極分解社会に有って奴らは持てる側。こちらは持たざる側にある。
談合野党も同じだが「賃上げ」は言っても、消費税撤廃はおろか税率低減すら言わない。消費者の懐を万遍なく確実に豊かにするもっとも簡単で確実な方法は、息をすれば平等に取られる「消費税」に手を突っ込む事だ。賃上げなんぞ持てる奴は出来るが圧倒的多数の貧乏にとってはお題目に過ぎない。生活をすれば「罰」の如く満遍なくむしり取れれる「消費税」にメスを入れて始めて実質を獲得できる。言わねーだろう。特に新聞は言えねー。10%にする際に「特例」として8%にオマケしてもらった。飴玉を貰って魂を売ったのだ。
今年の春闘の統一回答を見聞きして、誰一人としてマスコミで『談合猿芝居』と言わない。海外先進国だけではなく東南アジア諸国のここ30年の給与所得の植え方伸び率と比してこの国のそれが異常に低いのは何故だ。GDPで世界トップクラスだとするならその「国富」は誰が何処で握っているのか。
新橋駅前でも刺抜き地蔵前でも誰も不思議だと言わない。実は仮に言ったとしてもマスコミの編集とやらで消されるのだ。ニュウスキャスターが「では街の声はどうでしょう」と導入されるあの画面と音声は、マスゴミの意見の代弁である。
うーーん、「ゴミで便」か。文字どーりである。報道の腕章をつけて人の中に分け入る君達、文字通りの糞だぜ。恥を知れ。とは言うものの、「糞」と「恥」を理解できる賢人はそもそもあそこには居ない。馬鹿に説教しても『馬の耳に念仏』以下である。以下とは烏賊にだ。当方3年前から「ロクわんこの次」を飼っている。ロクの次だから「ナナ」だ。イエロウラブのお嬢様だ。これが賢い。大方話の内容を理解できる様だ。馬なら犬以上に人の言葉を判別できよう。従って馬鹿に説教は『馬に念仏』以下の蛸と言う訳。
本稿の予定は所謂インフルエンサーによってエライ迷惑をこうむった弊店と霧筑波・浦里についてであった。SNS絡み故、松本某事件から導入しようとしてキーボードが暴走した。これをやって初めて精神の均衡が保てるのだろう。次回は酒の話の予定。